県庁所在地の中心部からほど近いエリアに突然現れたクマが工場の従業員を執拗に追い回し、飛びかかった。2日朝、最初にクマが侵入した福島市の部品製造会社「福島製鋼」の防犯カメラには、正門付近から敷地に入って20代の男性従業員に軽傷を負わせるまで十数秒間の一部始終が記録されていた。
同社が報道各社に提供した映像によると、2日午前6時25分ごろに夜勤を終えて帰宅しようとした男性が正門付近で立ちすくんだ。直後、画面右側から猛スピードで突進してきたのは体長1メートルほどのクマ。男性はなんとか振り切ろうと近くの木を周回するように逃げ回ったが、クマも背後から追走を続け、最後は飛びかかって男性を引き倒した。
クマは直後に敷地へ入ってきた軽乗用車から追われるような格好で逃げ、男性は難を逃れて間もなく立ち上がった。
クマがさらに逃げた先の事務棟内へ侵入した際に突き破った自動ドアのガラス扉はカメラの死角で写っていない。クマがいなくなった正門付近では軽乗用車の男性が周囲に注意を呼びかけるなど緊張感が残っていた。
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