子どもが防犯の知識を学ぶだけでなく、伝える担い手にもなる―。愛知県警の「防犯少年団」が発足から20年目を迎えた。子どもからの呼びかけは身近に感じられやすく、防犯意識の広がりにつながる。少年団をきっかけに警察官の道を歩み始めた人もいる。
「楽しかった。学んだことを周りにも伝えたい」。1日、一宮市立奥小6年の秋田谷悠七さん(11)は、防犯活動に1年間取り組んだとして、他の団員6人とともに一宮署から感謝状を受け取った。団員はパトカーに乗って住民に詐欺被害への注意を呼びかけ、警察官に不審者から身を守る方法も学んだ。
各警察署が管内の小学校1校に「防犯少年団モデル校」を委嘱し、高学年の児童10人ほどが1~2年間活動する。2007年に始まった取り組みで県警生活安全特別捜査課の丹羽琢磨課長補佐(44)は「子どもの呼びかけは防犯を身近な問題として意識してもらいやすく、呼びかけを聞いた大人も子どもも注意深く行動するきっかけになる」と狙いを説明する。
県警によると、少年団を経験した警察官は少なくとも8人いる。
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