歌舞伎の人気役者たちが小舟に乗って福岡市中心部を巡り、顔見せする初夏の風物詩「船乗り込み」が30日、福岡市で催された。6月2日に初日を迎える博多座公演で襲名披露する八代目尾上菊五郎さんと、六代目尾上菊之助さんの親子が登場すると、川沿いに集まった大勢のファンが声援で迎えた。
船乗り込みは例年、大阪と福岡2カ所で実施されていたが、5月に大阪松竹座が閉館し、今年は福岡のみとなった。
晴天の下、役者名が染め抜かれたのぼり旗に飾られた船は、おはやしとともに約800メートルの道のりをゆっくりと航行。観客が投げ込む紙吹雪も舞った。尾上親子を乗せた船が通ると、屋号の「音羽屋!」などと叫ぶ威勢のいいかけ声が響いた。
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