生成人工知能(AI)の「チャットGPT」を手がける米オープンAIが、一部の国内金融機関にサイバー攻撃から防御する性能を高めた最先端AIを活用できるようアクセス権を付与したことが29日、分かった。片山さつき金融担当相が明らかにした。三菱UFJ銀行など大手銀行が対象になったとみられる。最新AIを悪用したサイバー攻撃への対策を促す。
片山氏によると、オープンAI関係者と面会した際に伝達された。片山氏は「セキュリティー強化の観点として歓迎すべきものだ」と述べた。
最新AIの危険性が注目を集めるようになったのは、米新興企業アンソロピックが開発したAI「クロード・ミュトス」の登場が発端だ。ミュトスはウェブブラウザーなどの脆弱性を見つけ出す能力が飛躍的に高まったとされ、サイバー攻撃に悪用されると金融システムにとって大きな脅威になる可能性がある。
オープンAIの最先端モデルは、ミュトスと同等の能力を持つとみられ、一定の対策が期待できるとされる。
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