世界初となる完全養殖ウナギの一般販売が29日始まった。山田水産(大分県佐伯市)が育てたウナギのかば焼き(冷凍)を1匹4500円程度で試験的に提供し、消費者の評価を確かめた上で、本格的な商品化を目指す。最新技術で育てた商品の売れ行きが注目される。東京・築地の店舗では午後に売り切れ、最新技術で育てた商品への注目の高さがうかがえた。
完全養殖は、人工ふ化させた卵を親魚まで育て、親魚から採取した卵を再び育てる方法。天然資源への依存を減らし、持続可能な供給に貢献すると期待されている。一方、生産コストはまだ通常の養殖と比べて3~4倍の水準で、引き下げも課題となる。
提供店舗は築地の「山田のうなぎ うな骨らーめん 築地本店」と山田水産の公式オンラインショップ。イオンもオンラインで、500匹限定で販売を始めた。
東京都調布市の大学院生山田翔太郎さん(23)は、午前11時の販売開始前の7時ごろから築地の店舗前に並んだ。「ほどよく脂が乗りジューシーで、ご飯によく合った」と満足げだった。
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