音楽座ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」の公演ビジュアル

 ダブルキャストで主人公を演じる岡崎かのん(右)と梁世姫=東京都新宿区

 音楽座ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」の公演ビジュアル  ダブルキャストで主人公を演じる岡崎かのん(右)と梁世姫=東京都新宿区

 音楽座ミュージカルは、18世紀の音楽家モーツァルトが「実は女性だった」という大胆な設定で、その生涯を描くミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」を7月に4都府県で上演する。

 福山庸治の同名漫画が原作。女性は作曲家になれなかった時代に、性別を偽って自分らしい生き方を模索した主人公を、岡崎かのんと梁世姫がダブルキャストで演じる。

 入団8年目の岡崎。「これまでは周りに合わせたり、支えたりする役が多かった」という。自由奔放な主人公を演じるため「相手の芝居を受けて反応するのではなく、自分の軸で発信する」ことを心がけたいという。

 梁は今作のオーディションがきっかけで劇団に参加した新人。いきなりの大役に「とにかく楽しみたい」と意気込む。「良いことも悪いことも、身の回りで起こる全てを音楽に生かした人なので、私も全ての瞬間を楽しめば、役に近づけるんじゃないかと思います」

 主人公と同じく、芸術に夢を懸ける2人。「もしも舞台に立つためには男性として生きなければいけないとしたらどうするか?」と尋ねると、岡崎は「男性の役も演じられるのはむしろうれしい」と前向きに答えた。

 一方の梁は「私が女性初の俳優になる道を切り開く」と、社会そのものを変える宣言。岡崎は「私にない発想が世姫にはある。2人で対照的なモーツァルトを見せられたら」と抱負を語った。

ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」の公演予定は次の通り。7月9~11日大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、16日愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館、19日広島・JMSアステールプラザ、24~26日東京・IMM THEATER