女子シングルス1回戦の第3セットで途中棄権し、車いすで運ばれる内島萌夏(手前)=パリ(共同)

 テニスの全仏オープン第3日の26日、女子シングルス1回戦で世界ランキング107位の内島萌夏が世界ランク182位のクレア・リウ(米国)と対戦し第3セット途中に棄権した。

 開幕前の発熱に加え、30度を超えた気温、厳しい条件下で内島は苦悶の表情を浮かべ、大会関係者にもらった錠剤を飲む場面もあった。ふらふらになりながら女子シングルスでプレーしていたが、最後は車いすで退場する無念のリタイアとなった。

 緩急をつけたラリーの展開で優位に立ち、先取した第1セット後は一気に動きが鈍くなった。フットワークは重く、第2セット以降、1ゲームしか奪えなかった。

 今季は全仏と同じクレーコートの下部大会を2度、制していた。一方、体調不良の影響でパリ入り後は本格的な練習を積めなかった。「どこまで回復するかは分からない。できることをやるしかない」と言う万全には程遠い状態に、暑さが追い打ちをかけたようで、早々に赤土の大舞台から姿を消した。(共同)