政府は25日、フィリピンのマルコス大統領の国賓来日に関する概要を明らかにした。高市早苗首相と28日に東京都内で会談し、東・南シナ海で軍事的威圧を強める中国をにらみ、安全保障分野を中心に連携強化を確認する見通し。今年は両国の国交正常化70周年の節目に当たり、両国関係の「包括的戦略的パートナーシップ」への格上げで合意する方針だ。
マルコス氏は26日に来日し、27日に天皇陛下との会見や宮中晩さん会への参加を予定。28日は、首脳会談前に国会演説に臨む。29日に日本を離れる。
フィリピンは、今年のASEAN議長国を務める。シーレーン(海上交通路)の要衝に位置しており、首脳会談では、日本が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携を話し合う。
フィリピンは南シナ海で中国と領有権争いを抱える。関係者によると、会談では防衛装備移転三原則と運用指針の改定で可能となった護衛艦の輸出について協議する。
機密情報を提供し合うための軍事情報包括保護協定の正式交渉開始で合意する見込み。
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