飲料大手が、本来の原料を使わずにオレンジジュースやコーヒーの味わいを再現した代替飲料の新製品を相次いで打ち出している。気候変動の影響で原料の価格高騰や収穫量減少が懸念されているためだ。代わりの素材を使って調達コストを抑えつつ、同様のおいしさを楽しめる新たな選択肢を提案する。
カゴメは3月、オレンジ味を再現したミックスジュース「Beyond オレンジを使っていないオレンジ味の100%ジュース」を発売した。フルーツのような甘さを持つニュージーランド産の「黄にんじん」をベースに、リンゴとパイナップルなどを組み合わせて味を調整した。
財務省の貿易統計によると、2025年のオレンジ果汁の輸入単価は16年比で約3・5倍になった。供給難を背景に、雪印メグミルクは人気飲料ブランド「Dole(ドール)」でオレンジ飲料の一部容量での販売を終了。日本マクドナルドは店頭でオレンジジュースの「S」サイズのみを販売、「M」「L」サイズは休止している。
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