三度目の正直で勝負を決めた。23日の楽天戦の九回、ロッテが4点差を追い付き、なお1死二塁の好機。この試合で2度、得点機で三振に倒れていた西川は、打席に向かう前に「何を慌ててるねん」とサブロー監督に声をかけられた。その一言で三振したくないという呪縛から解き放たれ「楽になった」という。
藤平の速球を力強く振り抜き、バットを折りながらも左翼線へ落とす決勝の適時打。「負けたら自分のせいぐらい思っていた。集中して打席に入った」と胸をなで下ろした。
亡き祖父にささげる一打でもある。幼い頃から一緒に野球のまねごとをして遊び、いつも応援してくれていた豊和さんが19日に亡くなった。仙台での3連戦が始まる前日のオフだった21日に、和歌山へ日帰りして葬儀に参列。「大好きだった野球を、自分がプレーで表現していくことがおじいちゃんにとってもうれしいこと」。チームを勝利に導く打撃で、雄姿を届けた。
ポストする



