◎今週の一推しイベント
【23日(土)】
▽「川上麻衣子さんの『SWEDEN GRACE』が10周年」(通年営業、文京区)
俳優の川上麻衣子さんが運営する千駄木の北欧セレクトショップ「SWEDEN GRACE」が、今年10月に開店10周年を迎える。北欧ブームが近年盛り上がりを見せる中、スウェーデンに特化した店として注目されている。
木彫りの馬「ダーラナホース」を描いたカップやトレーをはじめ、トートバッグやキッチンタオル、自らデザインしたガラス製品などが並ぶ店内は、洗練されていて温かい雰囲気だ。
ストックホルムで生まれ、日本と往復しながら育った。両親は日本に北欧デザインを取り入れた草分け的デザイナーとして知られる。「父方ゆかりの千駄木で、母と一緒に買い付けた本当に良い小物を紹介したいと始めた店。スウェーデンの製品は生活を彩るアートという、母の思いを伝える場所でもある」と川上さんは語る。
同国には公共建築の予算の1%をアートに使う規則があり、街並みや施設に反映された美意識は人々に浸透しているという。「日本ほどモノはあふれていない。表面的な豊かさにとらわれずに美しい暮らしを育んでいる価値観を、現代の日本に発信できるのは幸せだ」
「お客さんとの交流から、舞台やドラマの感想を直接聞ける」と、店でのレジ打ちや接客を楽しむ。「北欧文化に関する講演活動なども増えた。今は役者一筋ではなく、複数の活動で自分のキャリアを発展させていける時代だと思う」
6月16日には上野で還暦記念ライブを開催。「年齢へのこだわりはない。スウェーデンでは多くの働く女性が経験を重ね、貫禄を華やかさに変えている」。歌やトークを披露し、後日ネット配信も予定している。
○そのほかのお薦めイベント
【23日(土)】
▽「作品展 we are weavers」(~6月2日、世田谷区・蔦谷家電2階)
日本の伝統技術を生かし現代の生活空間に合ったデザインを企画する「Public Crafts」が、二子玉川「アルフレックス リストア」で作品展を行っている。
アップサイクル家具が並ぶ会場に、10人の作家による手仕事の布作品35点を展示。国立市のテキスタイル作家、夏目菜々子さんによる淡く爽やかな色のタペストリーが目を引く。織機で綿の布を作ることから創作を始める作家だ。
兵庫県西脇市の河野詩織さんは企業デザイナーとして勤める傍ら、個人で綿を栽培し、ビワの葉で染めたテキスタイルを紹介、優しいピンク色が心地よい。八王子市のオケーヴさんは、フィンランドの旅で見た風景をラグ素材に織り込んだ。
Public Crafts代表の伊藤由賀さんは「手間暇をかけて制作しても世の中に埋もれてしまうアーティストが多い。効率や均質とは距離を置いた“手による仕事”を世に届けていきたい」と語る。
注目は、使われなくなった着物生地をほどいて細く裂き、糸として織り直すアップサイクルの手法「裂織(さきおり)」のカバーで覆われたソファ「MARENCO COVER special edition」。千葉と盛岡の福祉施設に通う知的障害者たちが手がけた。「今の世の中では評価されにくい才能が、人の暮らしを彩るのに役立ち、経済的な自立にもつながることを願っている」
▽「ととのう展」(~31日、中央区、入場無料)
生活を「ととのえる」さまざまなヒントを紹介し、最適なライフスタイルを提案する展覧会が、無印良品銀座で開かれている。
注目は、無印良品のアイテムを中心に構成された茶室の展示。定番商品の半透明プラスチック製収納ケースを積み上げて壁を造った。ケース越しに光が透ける空間に、茶道具に“見立てた”日用の茶わんや鍋を、本物のお茶の道具と並べ、シンプルな暮らしの風景を表している。
フレグランスの嗅ぎ比べや水の飲み比べで五感を刺激する体験コーナー、音声ガイドに従って体を動かし心身の緊張をほぐす装置なども用意。情報があふれ多忙な社会で失われがちな感覚やリズムを取り戻せるという。
建築家やアーティスト、クリエーターらによる「開放感をもたらす住居」「日常を豊かにする音楽」といった生活の実践例も、インタビューパネルや写真で紹介。
【6月1日(月)】
▽「父の日 コレクション 2026」(~30日、渋谷区、港区ほか)
フランスを代表するショコラティエの一つ「ジャン=ポール・エヴァン」が、父の日のためのコレクションを、表参道ヒルズ店や六本木の東京ミッドタウン店などで展開する。
今年のテーマは「カカオへの情熱とユーモア」。葉巻を精巧に模した「ハマキ アン ショコラ」や、車型の「ヴォワチュール ノワール キャラメル」など、遊び心をくすぐる期間限定のアイテムをそろえる。カカオの味わいと楽しさあふれるデザインが融合したチョコレートを贈り、日頃の感謝を伝えたい。伊勢丹浦和店、広島三越など全国の店舗、オンラインでも販売。
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