送検のため栃木県警さくら署を出る竹前海斗容疑者(手前)=18日午前7時30分

 栃木県上三川町の強盗殺人事件で、逮捕された少年4人の一部が、指示役とされる夫婦と事件前から面識があったとみられることが18日、捜査関係者への取材で分かった。少年らからは事件について「夫婦に頼まれた」との供述が出ている。下野署捜査本部は匿名・流動型犯罪グループ(匿流)が関与しているとみて、事件に至った経緯の解明を進めるとともに、夫婦のさらに上位の指示役がいるとみて調べる。

 捜査関係者によると、いずれも16歳の少年4人が現場近くまで来るのに使った白い外車は、指示役とされる竹前海斗容疑者(28)が貸した可能性がある。捜査本部は16日、事件時に運転したとみられる相模原市の少年の自宅近くで車を押収。横浜市にある竹前容疑者夫婦の自宅アパート近くでは、よく似た車が数週間前から路上駐車されるようになったのを、複数の住民が目撃していた。

 少年4人のうち川崎市の少年が事件後、現場近くで通行人に声をかけヒッチハイクで近くの駅まで逃げたことも判明した。

 捜査本部は18日、川崎市の少年と、竹前容疑者を送検した。