【ナイロビ共同】アフリカ・コンゴ(旧ザイール)東部で活動する反政府勢力「3月23日運動(M23)」の報道担当者は17日、実効支配する北キブ州の州都ゴマでエボラ出血熱の感染者1人が確認されたと発表した。北キブ州一帯では隣国ルワンダの支援を受けるM23と政府軍の紛争で深刻な人道危機が続いている。感染が拡大すれば一層の危機悪化の恐れがある。

 M23の担当者は交流サイト(SNS)に投稿した声明で「封じ込めに全力を注ぐ」と述べた。ルワンダのメディアは、同国政府がコンゴとの国境を閉鎖したと伝えた。

 一帯では少なくとも数十万人が紛争で避難を余儀なくされ、食料や医薬品の不足が続いてきた。コンゴはアフリカで2番目に広い一方で道路網が発達しておらず、エボラ熱の抑え込みに向けた支援物資の輸送が難航する可能性がある。

 米疾病対策センター(CDC)はエボラ熱発生で「直接影響を受けた米国人の避難を支援している」と表明した。米CBSテレビは米国人少なくとも6人がコンゴで感染者と接触し、うち1人にエボラ熱の兆候があると報じた。