帰国途中の専用機内で話すトランプ米大統領=15日(ロイター=共同)

 【ワシントン、北京共同】トランプ米大統領は15日放送のFOXニュースのインタビューで、台湾への武器売却について中国の対応次第で判断するとして「良い交渉材料だ」と主張した。「(承認)するかもしれないし、しないかもしれない」と述べ、明言を避けた。中国の習近平国家主席との会談後に語った。台湾が求める米国の防衛支援は不透明感が増した。

 米国の台湾政策は武器売却に関して中国と事前協議しないとの立場で、交渉の対象として言及するのは異例だ。トランプ氏は台湾は「小さな島に過ぎない」と指摘。独立を望まない考えを示した。米国の台湾政策は「何ら変わっていない」とも強調した。

 習氏はトランプ氏に武器売却を含む台湾問題で慎重な対応を要求していた。米国の超党派議員は、米議会が承認した台湾への140億ドル(約2兆円)規模の武器売却の手続きを進めるようトランプ氏に求めている。

 トランプ氏は帰国途中の専用機内で台湾への武器売却に関し「近く判断する」と記者団に説明し、台湾の頼清徳総統との協議が必要だとの考えを示した。