米軍普天間飛行場の移設に向けた工事が続く、沖縄県名護市辺野古沖の大浦湾=4月16日

 沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、同志社国際高(京都府)の女子生徒(17)ら2人が亡くなった事故で、第11管区海上保安本部(那覇)が、2隻に乗船し生き残った全生徒を聴取したことが15日、関係者への取材で分かった。事故は16日で発生2カ月。11管は運航状況の解明を進め、業務上過失致死傷などの容疑で捜査している。

 関係者によると、11管職員は生徒17人から、保護者同席で話を聞いた。乗船中、沖合の状況などを動画で撮影していた生徒もいたという。

 捜査関係者によると、事故後、生徒から「大きな波にのまれて、全員船から落とされた」などと118番があった。船長や乗組員、陸上にいた引率の教員からは通報がなかった。

 事故は3月16日午前10時10分ごろ発生。2隻のうち前にいた「不屈」が転覆。救助に向かったとされる「平和丸」も転覆した。

 死亡したのは、2年の武石知華さんと不屈の金井創船長(71)。2隻には武石さんを含め、研修旅行で平和学習中の生徒18人が分乗していた。