【日光】煮え立つ熱湯を神職が浴び、地域の安全を祈願する「湯立て神事」が15日、清滝1丁目の清滝神社で行われた。同神社は820年、弘法大師空海(くうかい)によって創建されたと伝えられ、湯立ては創建当初から続く全国的に珍しい神事という。
社殿で関係者が神事を行った後、神職の篠田薫(しのだかおる)さん(60)が荒行へ臨んだ。熱湯で満たされた大釜にササの束を浸し、掛け声とともに頭上に3度、両手を振り上げた。周囲は一気に真っ白な湯煙に包まれ、見守った地域住民からは歓声や拍手が沸き起こった。
今回は篠田さんからの代替わりを視野に、長男元暉(もとあき)さん(31)も湯立てに挑戦。元暉さんはそつなくやり切り、「地域の皆さんの健康を願いながら神事に臨んだ」と振り返った。これまで30数年、大役を務めてきた篠田さんは「体力も使う神事。早く慣れていってほしい」と話していた。
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