市井の人々の夜に焦点を当てた企画「夜に見つめる まちに灯(とも)る物語」では、2025年12月のプロローグから途中段階の第3部まで、さまざまな喜怒哀楽のストーリーを掲載してきた。連載にはQRコードの投稿フォームなどを通じて、読者から共感の声や、自身の人生に姿を重ねるエピソードなどが寄せられている。多様な投稿者の「夜」を紹介する。
(「夜に見つめる」取材班 延藤哲史、大貫茉伊子、小玉義敬)
社会が静まり返る午前3時。食のインフラを支える拠点は「戦場」となる。買い付けた商品を検品し仕分ける従業員が余裕なく行き交い、配送の準備が急ピッチで進む。午前6時過ぎの出発まで時間との勝負だ。
仕入れた商品を手に取る柏崎さん。日々使命感を胸に働く=4月中旬、小山市下河原田
「『ありません』は許されません」。小山市の県南地方卸売市場で青果仲卸「ベジメイト」を経営する柏崎泰宏(かしわざきやすひろ)さん(53)がつぶやいた。
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