市井の人々の夜に焦点を当てた企画「夜に見つめる まちに灯(とも)る物語」では、2025年12月のプロローグから途中段階の第3部まで、さまざまな喜怒哀楽のストーリーを掲載してきた。連載にはQRコードの投稿フォームなどを通じて、読者から共感の声や、自身の人生に姿を重ねるエピソードなどが寄せられている。多様な投稿者の「夜」を紹介する。

(「夜に見つめる」取材班 延藤哲史、大貫茉伊子、小玉義敬)

 鹿沼市、苅屋紀子(かりやのりこ)さん(54)は、自閉症と重度の知的障害がある長男瑛土(あきと)さん(29)を介護している。連載第2部で紹介された、高齢の父親と障害がある兄を自宅で介護する女性の記事を読み、心に響くものがあった。

苅屋さん(左)と長男瑛土さん
苅屋さん(左)と長男瑛土さん

コロナ禍の頃、介護で大変だと思うことを詩やエッセーにまとめるようになった。