あいち銀行を傘下に持つあいちフィナンシャルグループと、三重県が地盤の三十三フィナンシャルグループは13日、両社の経営統合を巡る基本合意に関して取締役会で決定したとそれぞれ発表した。両社の銀行ブランドは維持する方向だ。実現すれば、連結総資産が11兆円を超える地銀グループが誕生する。県境を越えた統合で経営基盤を強化する。

 日銀の利上げにより「金利がある世界」に転換したことで、預金獲得や貸し出しの競争が激化。主力の自動車産業を中心に企業向けの資金需要が見込める東海地域で、規模を拡大して収益を伸ばす狙いがあるとみられる。

 両社のトップが13日午後にも記者会見し、詳細を説明する。三十三FGは三十三銀行を傘下に持つ。

 東海地方では3月、静岡銀行を傘下に持つしずおかフィナンシャルグループと名古屋銀行が28年4月をめどに経営統合を目指す基本合意を結んだ。両社の連結総資産を単純合算すると20兆円を超え、巨大地方銀行グループが誕生すると話題になった。