サツキの鉢植えに挑戦する子どもたち

 【鹿沼】市花のサツキを育て地域への愛着を深めてもらうと、市花木センター公社は本年度、市内3小学校で「さつき名人」による出前授業を始めた。12日にはみなみ小の3年生13人が同校で人気品種「星の輝(かがやき)」の植え付けに挑戦。来年3月まで中庭で水やりしながら成長を見守る予定だ。同公社の茂呂久雄(もろひさお)常務は「来年度は他の学校にも広げ、サツキのさらなる振興につなげたい」としている。

 同公社は2011年度から、比較的場所が近いさつき小の児童を招き、地域文化の理解を深める「さつき体験プログラム事業」を実施。同事業を同校以外にも広めようと、本年度はみなみ小のほか菊沢西小、板荷小の児童を対象とした出前授業をスタートさせた。

 この日はみなみ小の総合的な学習の時間に、同公社サツキ担当の職員2人が訪問。サツキは1本の木に複数の色や形の花が咲く特徴があることや、栽培に適した鹿沼土の採取が市内で盛んなことなど映像を交えて紹介した。

 この後、子どもたちは紫色の花が人気な星の輝の苗木を慣れない手つきで鹿沼土や肥料とともに鉢に植え付けた。

 鉢には子どもたちの名前が貼られ、中庭で育てられる。夏休みなどの長期休暇中は花木センターで預かることになるという。

 鈴木朝陽(すずきあさひ)さん(8)は「鹿沼土をうまく入れるのが難しかったが楽しかった。きちんと水をやり、きれいな花をたくさん咲かせたい」と白い歯を見せていた。