【ニューヨーク共同】米CNBCテレビは12日、米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)がトランプ米大統領に同行して中国を訪問すると伝えた。CNBCは当初、フアン氏が訪中団に含まれていないと報じていたが、一転して参加が判明した。

 CNBCによると、エヌビディアの広報担当者は「フアン氏はトランプ氏の招待を受け、米国と政権の目標を支援するため訪中に同行する」と説明した。

 フアン氏は過去1年半で複数回訪中するなど、中国市場との関係維持に積極姿勢を示してきた。一方、エヌビディアの高性能半導体は人工知能(AI)開発向けとして広く使われるものの、米政府による対中輸出規制の対象となっている。

 エヌビディアは2月、米政府が承認した仕様の半導体についても、中国での販売が認められていないと説明していた。

 市場関係者からは、米政府がエヌビディアの先端半導体の中国向け輸出を今後も認める可能性は低いとの見方が出ており、米中間の技術分野の「デカップリング(切り離し)」がさらに進むとの指摘もある。