栃木県那珂川町矢又の大金茶園で12日、「那須野紅茶」向けの新茶の摘み取りが始まった。斜面の茶園約40アールで住民も含めた10人超が、無農薬で育てた茶葉の新芽を手摘みで収穫した。

青々と育った茶畑で始まった新茶の摘み取り作業=12日午前11時25分、那珂川町矢又、ドローンから
青々と育った茶畑で始まった新茶の摘み取り作業=12日午前11時25分、那珂川町矢又、ドローンから

 那須野紅茶は茶園を管理し、販売する那須烏山市大桶の烏山製茶工場が生産する和紅茶。同市「なすからブランド」認証品として県内の道の駅や直売所、ホテルなどで販売される。

 この日は、ほのかに茶の香りが漂う茶園で、世間話を楽しみながら柔らかい新芽を丁寧に摘んだ。

緑鮮やかな茶葉を手際よく摘み取る地域住民たち=12日午前9時45分、那珂川町矢又
緑鮮やかな茶葉を手際よく摘み取る地域住民たち=12日午前9時45分、那珂川町矢又

 同工場を営む清水和行(しみずかずゆき)さん(54)は「茶の大敵の霜が降りることなくこの日を迎え、ほっとしている」と笑顔。参加した矢又、大森(おおもり)セキさん(88)は「一度に多くを取らず2、3枚ずつ摘んだ」と、こつをつかんだ様子だった。

 今後、茶葉は乾燥や発酵を経て、じっくりと熟成させる。仕上がりは早くてもお盆から秋頃という。

青々と育った茶畑で始まった新茶の摘み取り作業=12日午前11時25分、那珂川町矢又、ドローンから
青々と育った茶畑で始まった新茶の摘み取り作業=12日午前11時25分、那珂川町矢又、ドローンから