ベセント米財務長官(左)と握手する片山財務相=12日午前、財務省(同省提供)

 片山さつき財務相は12日、訪日中のベセント米財務長官と財務省で会談した。日本政府、日銀が為替介入に踏み切った外国為替市場の動向について連携することを確認。中国による重要鉱物の輸出規制をけん制した一方、重要鉱物のサプライチェーン(供給網)の強靱化に向け国際連携を進める方向で協議した。

 片山氏は会談後の記者会見で、為替市場について「引き続きしっかり連携していくことを確認し、全面的に理解された」と強調。中国による重要鉱物の輸出規制は「アンフェアなものなので、それは米国としても引き続き主張していくと言ってもらった」と述べた。

 重要鉱物のサプライチェーン強靱化に関し「幅広く国際的に連携してまとめていこうと議論した」と明かした。

 ベセント氏は12日午後に、高市早苗首相を表敬訪問する。

 政府、日銀は過度な円安進行を抑制するため、4月30日に5兆円規模と推計される為替介入を実行。5月上旬にも介入したとみられており、日米財務相の発言に金融市場の注目が集まっている。