【ワシントン、イスタンブール共同】トランプ米大統領は11日、イランとの停戦について「極めて脆弱だ。延命措置を受けている状態だ」と述べ、近く終了する可能性があると警告した。ホワイトハウスで記者団に語った。戦闘終結に向けた米国の提案に対し、イランが回答で核兵器を保持しないことを約束しなかったとし「受け入れられない」と批判した。核問題の溝が埋まらず、停戦維持が危ぶまれている。

 米ニュースサイトのアクシオスは、トランプ氏が交渉の行き詰まりを受け、11日にバンス副大統領やルビオ国務長官、ヘグセス国防長官らと話し合い、軍事行動の再開も選択肢に含めた今後の計画を検討すると報じた。一方、トランプ氏が15日までの中国訪問から帰国する前に攻撃を命じることはないだろうとする米当局者の見方も伝えた。

 イランの国営通信は11日、イランの回答について、米国による海上封鎖の解除や全ての戦線での戦闘終結が「覚書締結や交渉開始の前提になっている」と報道。覚書締結後、最終合意に向けて30日間交渉するとした。