【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)が、コンピューターゲームなどの腕を競う「eスポーツ」の専門委員会の活動を休止したことが3日、分かった。バッハ前会長時代に独自大会を創設するなどし、将来の五輪採用も視野に入れていたが、既存のスポーツを重視するコベントリー新会長の下で取り組みは後退する公算が大きくなった。
若者に人気のeスポーツを巡っては「スポーツ」として扱うことへの異論が根強くある。
昨年6月に就任したコベントリー氏は今年1月31日付で「eスポーツ委員会」についての書簡をメンバーに送付。その中で「今後は私が責任を持って進める。次の段階では(五輪運動)全体の戦略にしっかり沿った、より一体的な進め方が必要になる」と説明し、eスポーツに対する姿勢の見直しを示唆した。IOC関係者は、委員会の活動は「一区切りだ」との認識を示している。
eスポーツを巡っては、巨大市場の取り込みを巡る主導権争いが、世界的に活発化。バッハ前会長は「新境地を切り開こうとしており、大きな可能性を秘めている」と意欲的な姿勢を示していた。
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