【エルサレム共同】イスラエル軍のザミール参謀総長は29日、停戦発効後も軍部隊が駐留するレバノン南部を視察し「前線に停戦はない」と主張した。レバノンとの国境を接するイスラエル北部の「長期的な安全が確保されるまで部隊は撤収しない」とし、駐留の長期化を示唆。親イラン民兵組織ヒズボラへの攻撃を続行する構えも示した。

 ザミール氏は「部隊は進軍していないが、行動には自由があり、あらゆる脅威を排除する」と発言。「インフラ破壊とヒズボラ戦闘員の殺害に制限はない」と強調した。

 レバノン保健省によると、イスラエル軍とヒズボラが交戦を再開した3月2日以降のレバノンの死者は2570人を超えた。ヒズボラもイスラエルへの攻撃を続ける。