重機関銃による実弾発射訓練に臨むフィリピン軍の兵士=25日、南シナ海洋上(共同)

 隊列を組んで航行する各国の艦船。手前から2隻目は自衛隊の護衛艦「いかづち」=24日、南シナ海洋上(共同)

 重機関銃による実弾発射訓練に臨むフィリピン軍の兵士=25日、南シナ海洋上(共同)  隊列を組んで航行する各国の艦船。手前から2隻目は自衛隊の護衛艦「いかづち」=24日、南シナ海洋上(共同)

 【南シナ海洋上・共同】フィリピンで行われている合同軍事演習「バリカタン」で自衛隊と米軍を含む5カ国の部隊は24~28日、南シナ海で海洋演習を行った。敵の船舶に見立てた標的に実弾を発射し、フィリピン軍のミサイルフリゲート艦「ミゲル・マルバー」に共同通信記者らを招いて公開した。排他的経済水域(EEZ)を含む南シナ海で実効支配の拡大を図る中国をけん制する狙い。

 25日の実弾発射では、カナダ軍の無人艇を敵に見立て、ミゲル・マルバーは重機関銃を使用。自衛隊の広報担当者によると、護衛艦「いかづち」も実弾で訓練した。

 期間中、中国軍と中国海警局の艦船が少なくとも計6隻周辺に現れた。ミゲル・マルバーのヘチャノバ艦長は「中国船は演習を監視するのみで、干渉はしてこなかった」と述べた。

 編隊や燃料補給、海難救助などの訓練も実施。5カ国の艦船が直列になったりダイヤモンド形になったり、隊形を次々と変化させながら航行する様子も公開した。