25日、マリの首都バマコ近郊で警戒するマリ軍の兵士(ロイター=共同)

 【ナイロビ共同】西アフリカ・マリで25日、首都バマコや中部、北部の複数都市への武装集団による一斉攻撃があり、フランスや中東の複数のメディアは26日、暫定内閣のカマラ国防相が殺害されたと報じた。国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派「イスラムとムスリムの支援団」(JNIM)が、北部の遊牧民トゥアレグの反政府勢力と共同で攻撃したとの犯行声明を出した。

 近年、マリで起きた過激派などによる攻撃で最大規模とみられる。過激派側は北部キダルを掌握したと主張。AP通信などによると、マリの軍事政権は軍要員と民間人の計16人が負傷したと明らかにした。軍政は過激派側の戦闘員多数を殺害したとして「状況は制御下にある」と表明したが、26日も戦闘は続いたとみられる。

 バマコでは国際空港などが狙われ、夜間外出禁止令が出された。マリ北部の要衝ガオや中部のセバレ、モプティでも攻撃があったと伝えられた。在マリの日本大使館によると邦人の被害情報はない。在留する約20人には自宅待機を呼びかけた。