広島市の松井一実市長は21日の定例記者会見で、教育勅語を引用した職員研修の講話を取りやめた件について「教育勅語を支援すると受け取られ『使うな』と言われる。職員に自分の考え方は十分伝わったと捉えたからやめたが、いろいろ言われる」と、市民団体からの抗議や報道への不快感を示した。
市長就任翌年の2012年から毎年、教育勅語の一部を研修資料に引用してきた。3月27日の会見で26年度からは使わないと表明し「政争の具にされたくない」と説明。今月に入り、市民団体「教科書問題を考える市民ネットワーク・ひろしま」が抗議文を出していた。
松井氏はこれまでの会見で教育勅語について問われた際「これ以上質問をするな」と大声を上げることがあった。団体の抗議文は「説明責任を果たしておらず、市長の資質を欠く」と訴えた。
松井氏は21日の会見で「内心の意図に踏み込んで聞かないと納得できないのか。答えは申し上げたからこれでいい、と言ったつもりだ。じゃあどう答えればいいのか」と反発、自身にも思想信条の自由があり尊重されるべきだとした。
ポストする



