北海道北広島市の自立支援施設で2022年、男女2人を焼死させたとして、殺人と現住建造物等放火の罪に問われた元入居者の荻野正美被告(70)の控訴審判決で、札幌高裁(青沼潔裁判長)は21日、心神喪失状態だったと認定し無罪とした一審札幌地裁の裁判員裁判判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。
検察側は一審で懲役30年を求刑。3月の控訴審初公判では事実取り調べと証人を申請。いずれも高裁が却下し、即日結審していた。
判決によると、22年9月、管理人として施設に住み込んでいた男性=当時(71)=を殺害しようと考え、灯油をまいて火を放ち施設を全焼させ、男性や女性入居者=同(51)=を殺害した。
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