米ニューヨーク滞在中に配る予定のはがきを持つ山下しのぶさん=3月、大阪府寝屋川市

 米ニューヨーク滞在中に配る予定のはがきを持つ今井セイ子さん=3月、大阪府寝屋川市

 米ニューヨーク滞在中に配る予定のはがきを持つ山下しのぶさん=3月、大阪府寝屋川市  米ニューヨーク滞在中に配る予定のはがきを持つ今井セイ子さん=3月、大阪府寝屋川市

 大阪府寝屋川市に住む被爆者の女性2人が、核廃絶の願いを込めたはがきを持って、米ニューヨークで27日から始まる核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向かう。「英語を話せない」という2人が自身の被爆体験を翻訳して印刷。滞在中に100枚ずつ、出会う人々に配る予定だ。

 2人は広島で被爆した山下しのぶさん(83)と長崎で被爆した今井セイ子さん(80)。米ロなど核保有国も参加する原則5年に1度の核軍縮交渉会議に合わせ、原水爆禁止日本協議会の派遣団として渡米する。

 はがきには折り鶴のイラストと「NO MORE HIBAKUSHA(ノーモア・ヒバクシャ)」など平和へのメッセージ。もう片面は短い被爆体験記だ。山下さんは2歳の時に自宅で被爆し母の目が大きく腫れたという唯一の記憶について、今井さんは投下の約4時間前に生まれたことをつづった。

 2人は読み上げにも備え、英単語の上にところどころ手書きで「ハイポセンター(爆心地)」や「イクスポーズド(被爆)」など読み仮名も振り準備。現地ではデモ行進などの場面で人々と交流するつもりだ。