「またか」「横揺れが長く怖かった」。青森県で震度5強を観測し、北海道と、青森、岩手両県に津波警報が出た20日の地震。沿岸部の住民らは高台を目指し、自治体職員らは被害状況の確認を急いだ。岩手県の野田村や陸前高田市では、防災無線が「津波が迫っている」などと避難を呼びかけていた。
陸前高田市の自営業大友重隆さん(44)は「潮位が変化すれば養殖のカキなど水産業が被害を受けないか心配だ」と懸念した。岩手県久慈市にある久慈琥珀博物館の滝沢利夫副館長(61)は「揺れは大きく10秒以上と長く感じた」と話した。隣接のレストランでは大人数の予約が突然キャンセルになったと漏らした。
青森県八戸市の観光案内所の50代女性職員は「昨年も地震があり、中心街では大きな被害があったばかり」と続く天災を憂えた。飲食店店長佐々木和美さん(49)は後発地震注意情報の発表に「八戸は地震対策が進んでいるが、客が減ると心配だ」と肩を落とした。同県横浜町の道の駅では地震発生時、土産物店の店員らが客数人を屋外へ誘導した。
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