長崎市は16日、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」を構成する端島(通称・軍艦島)で、老朽化する建造物保存の研究拠点となる新施設の運用を始めた。同日、内部を報道陣に公開した。島内に建物が設置されたのは、閉山前の1970年以来56年ぶり。
新施設は島の北側にあり、木造平屋建てで広さ約52平方メートル。電気・通信設備や机、災害対応型のトイレが備えられている。建設した清水建設と市が共同で運用。調査に訪れる研究者の作業場所や緊急時の避難先として活用していく。
軍艦島は74年の閉山以降無人となり、風雨や塩害による建造物劣化が進む。市は2018年度から30年かけて、約147億円で護岸や石炭の生産施設保全などを行う。
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