【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は15日、オンライン空間で子どもを保護するため、利用者の年齢を確認できるアプリの提供を近く始めると明らかにした。EU加盟国では、依存症などの弊害が指摘される交流サイト(SNS)を巡り、子どもの利用を禁じる動きが広がっている。アプリの提供で実効性が高まりそうだ。
利用者はスマートフォンやタブレット端末にアプリをダウンロードし、パスポートなどの身分証で設定する。アプリを使えば、オンラインサービスを利用する際に個人情報を開示することなく年齢を証明できるという。
昨年12月に世界に先駆けて16歳未満のSNS利用を禁止する法律を施行したオーストラリアは一律の年齢確認手段は決めていない。政府は事業者に対し、各社の裁量で通信内容分析などの技術を活用して、年齢を推定するよう求めている。
フォンデアライエン氏は「子どもの権利を尊重しない企業には容赦しない」と述べ、SNSを運営するIT企業などにアプリを活用して年齢確認を徹底するよう求めた。
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