日本スポーツ協会は15日の理事会で、国民スポーツ大会改革の柱と位置付ける「通年・分散開催」を、2032年から部分的に先行実施する方針を決めた。ダンススポーツとフェンシングを対象とし、37競技を行う秋の本大会、3競技を行う冬季大会の会期とは別の時期に開催する。

 昨年まとまった改革案では、各都道府県の持ち回り開催の3巡目に入る36年からの実施を念頭に置いていた。本大会は32年から順に山梨県、鳥取県、沖縄県、三重県で行う方向だが、2競技は本大会の開催県にこだわらず、希望する自治体で実施する。

 2競技は正式競技とし、男女総合優勝の天皇杯を争う、都道府県対抗の総合成績の得点に加算される。24年パリ五輪で日本勢が金メダルを獲得したフェンシングと、若者に人気のブレイキンを含むダンススポーツを第1弾とし、eスポーツなどの実施も今後検討する。

 日本スポ協の有識者会議は25年3月、国スポ改革の提言をまとめ、秋に集中的に競技を行う現行方式を改める通年開催化を軸に据えた。