小雨の中、モニュメントに手向けられた花。傘をさして手を合わせる住民たち。熊本地震の「前震」から10年となった14日、被災地では追悼の祈りがささげられた。近しい人を亡くし、住み慣れた家を失った体験は今も生々しい。「地震があっても、この町に住みたい」。被災者たちは復興への思いを新たにし、記憶の継承を誓った。
震度7を2回観測し、災害関連死を含め45人が死亡した熊本県益城町。朝から多くの人が震災記念公園を訪れ、犠牲者を悼んだ。
「命があったのが不思議」。夫婦で献花に訪れたパート吉本秀子さん(72)が、2016年4月14日を振り返る。隣の家では2人が即死し、泣き叫ぶ家族の姿が目に焼き付いているという。
自宅は前震では持ちこたえたものの、16日の「本震」で全壊。同県合志市に一時移り住み、その後、益城町に家を再建した。「地域は今やっとまとまりつつある。10年たち、復活した益城町とともに人生を歩んでいこうと思っている」
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