和歌山県那智勝浦町の世界遺産・那智山青岸渡寺で12日、開祖の裸形上人をしのぶ開山祭が営まれた。開帳された本尊の「如意輪観世音菩薩」に茶が供えられた。
寺によると、裸形上人は約1600年前にインドから渡来し、那智の滝で修行して開山したと伝わる。12日は本堂で地元の茶道表千家流音無会が茶をたてた。高木亮英住職(76)が読経する中、約100人の参拝者が静かに手を合わせた。
青岸渡寺は西国三十三所の第1番札所として知られ、国の重要文化財の本堂は豊臣秀吉の命により弟秀長が再建した。
高木住職は「各国から参拝客が訪れるようになった。紛争の絶えない世界。思いやりの心が大切だ。本尊に平和を祈った」と話した。
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