米イランの協議開催を知らせるイスラマバードの横断幕=11日(共同)

 【イスラマバード、イスタンブール共同】米国とイランは11日、パキスタンの首都イスラマバードで交戦後初となる協議を開くため、両国の代表団が同日までに現地入りした。8日発表の2週間の停戦合意を土台に戦闘終結の道筋を描けるかどうかが焦点。イランが事実上封鎖するエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の管理やレバノン攻撃の停止を巡り、双方の主張の隔たりは大きい。協議直前に駆け引きが激化し、交渉の難航は必至だ。

 米代表団はバンス副大統領が率いる。1979年のイラン革命後に断交して以来、米国の首脳級がイランとの交渉に関与するのは極めて異例。パキスタンが仲介する間接交渉になる可能性がある。

 イラン代表団のガリバフ国会議長は10日、協議開催の条件としてイスラエルによるレバノン攻撃停止に加え、新たにイランの凍結資産解除を要求。ロイター通信は11日、イラン関係筋の話として、米国が解除に同意したと報じた。米側は確認していない。