中医薬を扱う店舗で展示される生薬=7日、北京(共同)

 中医薬を使った味のアイスクリームが並ぶ「忠曜堂」の店内=3月、中国上海市(共同)

 中国上海市の中医薬マッサージ店「裕和堂」でおきゅうの施術を受ける人=2025年3月(同店提供・共同)

 中医薬を扱う店舗で展示される生薬=7日、北京(共同)  中医薬を使った味のアイスクリームが並ぶ「忠曜堂」の店内=3月、中国上海市(共同)  中国上海市の中医薬マッサージ店「裕和堂」でおきゅうの施術を受ける人=2025年3月(同店提供・共同)

 中国の伝統医薬(中医薬)の考えを取り入れた健康法が若者の間で再評価されている。生薬入りのミルクティーやアイスクリームなど、これまでは中医薬に縁遠かった層にアピールする商品も続々登場。激しい競争社会を背景にした癒やしを求めるニーズの高まりや、伝統文化や国産品を支持する「国潮」と呼ばれる消費トレンドも後押しになっている。

 上海の金融街にある中医薬マッサージ店「裕和堂」ではおきゅうのモグサが焼ける香りが漂う。昼休みや夕方には疲労回復のため訪れる金融業界関係者で混み合う。

 裕和堂は市内のオフィス街に7店を展開し、客の過半数が30代以下。運営会社幹部は「高齢客が減り倒産しかけたが、若い世代をターゲットにしたら客が急増した。今年も新たに2店開く」と鼻息が荒い。心身を整えるために通うという女性会社員(32)は「伝統療法は自然由来のものを使うので安心できる。中国らしさも魅力だ」と話す。

 人気の背景には若者が抱える不安や疲労がある。(上海共同)