【イスラマバード共同】市街地でライフルを持った警察官らが通行車両に目を光らせ、住宅街を武装した兵士が巡回する。11日に交戦後初の米イラン協議が設定されたパキスタン首都イスラマバードでは、当局が1万人以上を動員して厳戒態勢を敷いた。「全人類の平和のために成功してほしい」。戦闘終結に向けた協議の行方を市民らは固唾をのんで見守った。

 協議前日の10日午後、政府機関が集まるレッドゾーン周辺は人影もまばらで、道路にバリケードが連なっていた。会場と目される政府施設や高級ホテルに続く道は完全に封鎖。一部のモスク(イスラム教礼拝所)も警備対象となり、中に入ろうとした信者らが追い返されていた。

 大学生イムランさん(18)は、厳重な警備に理解を示し「世界のための取り組みだ。パキスタンが貢献できることを誇りに思う」と語った。中心部の商店で働くシャキールさん(24)も「国際社会が注目している。関係国が努力し、成功につなげてほしい」と期待を込めた。