沖縄・キャンプ瑞慶覧

 日米両政府が、沖縄県の米軍キャンプ瑞慶覧にある居住エリア「喜舎場住宅地区」(北中城村)の一部返還で近く正式合意する方針であることが10日、政府関係者への取材で分かった。面積は約5ヘクタール。防衛省は住宅をキャンプ内の代替地へ移設する作業を進めており、完了次第返還される。

 今月中旬に開催される外務、防衛担当者による日米合同委員会で合意する。2013年に日米が公表した沖縄本島の米軍嘉手納基地(嘉手納町など)より南にある施設・区域の返還計画に基づく措置で、計画では返還時期について「24年度またはその後」となっていた。

 政府関係者によると、返還は早ければ26年度中を見込むが、移設工事の進捗次第でずれこむ可能性もある。

 北中城村によると、返還後は跡地に沿う県道の拡幅や沖縄自動車道のインターチェンジの入り口増設などが構想されており、慢性的な渋滞の緩和につなげる。9月13日投開票の沖縄県知事選を前に、政府は基地負担軽減への取り組みをアピールしたい考えだ。