昨年8号機の打ち上げに失敗し、運用が止まっているH3ロケットについて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と文部科学省が、最短で今年6月の飛行再開を検討していることが10日、関係者への取材で分かった。人工衛星を載せていた台座の破損が原因とみており、対策や検証を経て時期を見極める。
関係者によると、台座への対策が最小限で済めば6月の打ち上げが可能になるとみている。実物の人工衛星ではなくダミーの荷物を載せる方針。一方で、台座の製造工程自体を見直す必要が出てきた場合は、8月以降になる可能性がある。
8号機は昨年12月に打ち上げたが、衛星の軌道投入に失敗した。JAXAによると、4枚のパネルを組み合わせて台座を製造する際に熱を加えた結果、接着の強度が落ちて飛行中に壊れた可能性が高い。
対策として、後続機用に製造済みのパネルを補修して使う案と、製造工程を変更して作り直す案があり、強度などを確認する検証作業を並行して進めている。
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