米ホワイトハウス=9日、ワシントン(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】米紙ウォールストリート・ジャーナルは9日、トランプ大統領が3月にイランの発電所攻撃の延期を発表する直前、先物市場で取引が不自然に急増し、ホワイトハウスが翌日、立場を不正に利用した取引をしないよう職員に警告したと報じた。

 同紙によると3月23日、トランプ氏が延期について交流サイト(SNS)で投稿する約15分前から先物取引が急増し、2分足らずで7億6千万ドル(約1200億円)以上の原油が取引された時間帯もあった。

 他に賭けサイト「ポリマーケット」で今週、米国とイランの停戦合意のタイミングを正確に予測した三つのアカウントが計60万ドル以上を稼いだ事例もあった。

 政権関係者が実際に取引した証拠は確認されていないが、野党民主党などから「誰かが事前情報を利用して利益を得ている」との疑念も出ている。民主党の上院議員は「予測市場が戦争をカジノゲームに変え、機密漏えいの市場を生み出している」と警鐘を鳴らした。