日本航空が、国際線で課す燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の上限額を引き上げる方針を固めたことが8日、分かった。6月発券分から欧州や北米行きの便で現行の上限の5万円を徴収する見込みだったが、さらに上乗せする。中東情勢の悪化で、航空機の燃料価格が急騰していることを受けた措置。
サーチャージの値上げを5月分からに前倒しすることも検討する。具体的な金額は、国土交通省の認可を得て決定する。観光需要などへの影響はさらに拡大する恐れがある。
中国や台湾行きの上限1万2400円、韓国やロシア行きの5900円なども、それぞれ引き上げる見通しだ。
日航は航空燃料の主成分であるケロシンの2カ月ごとの平均価格を算出し、サーチャージの金額を決めている。直近2カ月のケロシンの価格が想定していた最高額を超えていた。
現行制度では3月までの燃料価格は6、7月分に適用される。ただ、価格急騰に対応するため、サーチャージの値上げを5月分からに早めることを検討している。
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