見頃を迎え、多くの観光客が訪れている「三春滝桜」=8日午後、福島県三春町

 日本三大桜の一つで、国の天然記念物に指定されている福島県三春町の「三春滝桜」が見頃を迎えている。3月の大雪で枝が2本折れたが景観に大きな影響はなく、春の陽気に恵まれた8日には、流れ落ちるように満開に咲いた薄紅色の花を大勢の人が楽しんだ。

 町によると、滝桜は高さ約13・5メートルのベニシダレザクラで、樹齢は千年を超えるとされる。千葉県船橋市から観光で訪れた飲食店従業員牧野恵子さん(60)は「運良く満開の滝桜を見られてうれしい。パワーをもらった」と喜んだ。

 町は滝桜の保全と研究のため、国立遺伝学研究所(静岡県三島市)と連携し、今月からゲノム(全遺伝情報)解析に着手する。