北海道白老町のアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の博物館で、アイヌ文様の刺しゅうが施された衣服を触ったり、干したサケの匂いを楽しんだりと全身でアイヌ文化を学べる展示が開催中だ。手話や点字解説にも力を入れる。
年に2回行うテーマ展示で、2021年度に実施した第1弾から規模を拡大した。
「ちょっと柔らかい」「こんな感じなんだ」。3月中旬、博物館の特別展示室に並んだ鹿の毛皮に来館者が次々に手を伸ばしていた。台にはクマやアザラシの毛皮も。北海道恵庭市の会社員大畠ほのかさん(25)は「実際に触って(理解の)解像度が上がった」と声を弾ませた。
実際に乗り込める丸木舟や、儀礼の準備に使う小刀のレプリカなど約90点を展示。アイヌ語の発音を視覚や触覚で理解できるよう、3Dプリンターで唇や舌の位置を表した図も用意した。アイヌ語の子守歌を聴けるコーナーは、聴覚に障害があっても楽しめるよう字幕の文字に動きをつけた。
5月17日まで。ウポポイの入場料が必要。
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