矢板東高でプロのヘアメーキャップアーティストによるメーク教室が初めて開かれ、2、3年生32人が参加した。同校の校則でメークが禁じられている一方で、進学や就職の前に正しいメークの仕方を教わる機会がないことから実施。それぞれが思い描く“かわいい”を目指して、効果的なメーク方法や涙袋の作り方などを学んだ。
同校のリベラルアーツ同好会が行っている「かわいい」の探求に深みを持たせようと、市内の中高生らでつくる「生涯学習フェスティバル実行委員会」が主催。市内にある化粧品製造の東色ピグメント矢板工場が協力し、アイドルや声優のメークに携わる山本隆太(やまもとりゅうた)さん(42)を講師に招いた。卒業後の進学や就職に生かしたいと考える生徒やメーク自体に興味を持つ生徒ら32人が集まった。
山本さんは「メークはセンスが求められるものではなく科学的なもの」と強調。人間の錯視を活用した効果的なアイラインの引き方や、目を大きく見せる涙袋のつくり方を説明した。生徒の目の前でモデルにメークを施しつつ「地雷メークもギャルメークも間違いではない。先にどう見せたいか、ゴール地点を定めると効果的に見せやすい」とプロの技術を披露。芸能人がステージに立つ前、メークをすることで自信あふれる顔になることなど心理的な効果も紹介した。
続いて生徒たちも涙袋づくりに挑戦。同社の製品や持参したメーク道具などを使い、鏡を見ながら自分好みの涙袋を描いていった。参加した山崎楓(やまざきかえで)さん(16)は「これからはメークを楽しめそう。メークの機会を増やして自己肯定感をアップさせたい」と話していた。
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