毎日新聞東京本社などが入るパレスサイドビル=2025年12月、東京都千代田区(共同通信社ヘリから)

 毎日新聞社は3日、約10年前に男性取締役(当時)が、同社で働いていた女性の意に反してキスをしたとするセクハラの調査結果を公表した。被害相談が人事部門に共有されないなど対応が不適切だったとして、同社は女性に謝罪した。

 同社によると、セクハラは懇親会から帰宅途中のタクシー車内であった。元取締役は既に退任。調査に「酔っていて覚えていない」と説明した。

 当時、上司らが女性からセクハラの被害相談を受けたが、相談窓口に訴えるつもりがないと認識していたという。その後、女性が窓口に申告し、弁護士ら外部専門家の協力を得て調査した。

 毎日新聞社社長室は「被害に遭われた女性に深くおわびします。会社の当時の対応も不適切でした」とするコメントを出した。今後、被害相談対応の研修や、定期的な社内アンケートに取り組むとしている。