【ワシントン共同】米連邦最高裁は3月31日、LGBTQ(性的少数者)の未成年の性的指向や性自認を変えようとする「転向療法」を禁じた西部コロラド州の州法について、言論の自由を保障する憲法修正第1条に違反する恐れが高いと判断した。米メディアによると、同様の法律は全米20州以上に存在。性的少数者の権利擁護にとって痛手となった。
判事9人のうち、8人の多数派意見。原告は性的少数者の権利擁護に否定的なキリスト教福音派の女性セラピストで、聖書の教えに沿った対話療法を制限するのは違憲だと訴えていた。
最高裁は、コロラド州法の規制対象は専門家の治療行為で、言論の自由ではないとする州側の主張を支持した連邦高裁の判断を覆し、差し戻した。憲法修正第1条に違反するかどうかをより厳格に審査するよう求めた。
保守派のゴーサッチ最高裁判事は州法について「見解に基づく言論の検閲」と批判。唯一反対したリベラル派のジャクソン判事は「非専門的かつ安全ではない医療の時代を招きかねない。影響は壊滅的なものになるかもしれない」と指摘した。
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