昨年末に夫が胃がんで亡くなり、3か月が過ぎました。
いろいろな方から話は聞いてましたが、相続というものがこんなに大変だと思いませんでした。
名義変更や土地の登記などの手続きもそうなんですが、とにかく大変なのが遺品整理。
夫はコレクター体質で、服、靴、DVD、本、フィギュアなどをフリマアプリで購入し(私が代理でやらされた)、部屋や蔵にため込んでました。
本やCDに関しては私も似たようなところがあるので、分からないでもないんですが、まったく同じ服が5着ハンガーにかかっていたり、まったく同じパトカーのミニカーが10台揃っているのを見ると、さすがに「理解できない」とつぶやいてしまいます。
夫が元気だったときは「こんなにたくさん遺されていったら私が大変だから、今のうちになんとかして」と折に触れて言ってたんですが、がんであることが分かったあとは、さすがに言えませんでした。
四十九日を過ぎてから片付けを始めて気付いたんですが、夫の父も、夫の祖母も同じ性格だったようです。
蔵や物置を埋め尽くす服、趣味のグッズ……。
集めるけれど、捨てられなかったのでしょう。
夫の物だけでなく、三世代分の片付けをしなければなりません。
重いゴミ袋を持ち運びすぎて手を傷める、棚から物が降ってきて頭を強打する…片づけても片づけても床が見えてこない状況に、夫の遺影に向かって「なんで元気なうちに整理しておかなかったの」と毎晩泣いています。
そして、いちばん大変なのが農地。
相続手続きで初めて田畑の多さを知り、衝撃を受けました。
さらに、そのほぼ全てが耕作放棄地状態になっていたのです。
夫は生前、田畑の場所を教えてくれていなかったので、全部は私も把握できません。
近所の方や、このあたりの農地に詳しい方に助けてもらい、わが家の田畑を探してまわったのですが、草が生えて草原になっているのはまだマシな方。木が生えて、林になっていました。
「竹やぶや山林が無いだけマシですよ」と慰めてくれる方もいらっしゃいましたが…。
草だけなら、刈払機を購入して自力でやろうと思っていたのですが、木…それも林ではどうにもできません。
譲渡しようにも、「耕作放棄地状態で相手を探すのは無理。キレイにしないと」と農家の方に言われ、専門の業者に頼んで、まずは更地にしました。
しかしさすがに、次回は自力で草対策をしなければなりません(予算的に)。
そして、自分の今後も考えねば。
ひとりだし、跡は濁さないように飛び立っていかねばなりません。
と、自分の本棚を見て「処分を始めなきゃ」と思うのですが…踏ん切りがつきませんね。
夫はあの世で「それ見たことか」と笑ってそうですが。
とりあえず、桜の名所に夫の遺影を連れていって、気分転換しています。

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